海外ミステリー「愛おしい骨」キャロル・オコンネル2010年米
- 作者: キャロル・オコンネル,務台夏子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/09/11
- メディア: ペーパーバック
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内容(アマゾンより)
十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、時が止まったかのように保たれた家。誰かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつずつ置いてゆく。何が起きているのか。次第に明らかになる、町の人々の秘められた顔。迫力のストーリーテリングと卓越した人物造形。『クリスマスに少女は還る』の著者渾身の大作。
登場人物
オーレン・ホッブス:主人公。元合衆国陸軍犯罪捜査部下級准将。
ハンナ・ライス:ホッブス家の家政婦。
ヘンリー・ホッブス:オーレンの父。元判事。
ジョシュア・ホッブス:15歳で死んだオーレンの弟。
ケイブル・バビット、デイブ・ハーディ:保安官。
メイビス・ハーディ:デイブ母。
イブリン・ストラウブ、ミラード・ストラウブ:夫婦
イザベル・ウィンストン:鳥類学者。アディソン・ウィンストン:イザベルの義理父、弁護士。セアラ・ウィンストン:母
ウィリアム・スワン:大学の客員講師。元警官。
フェリス・モンティ:ゴシップライター
ちょいコメ
「クリスマス〜」が大変面白かったので、期待した作品。
たくさんの登場人物それぞれの「愛」が描かれている。
少女漫画好きな私にとっては、その色々な愛の物語に一喜一憂した。
また、相変わらず、登場してくる女性がすごい人ばかり。
謎解きのタイミングはちょっとずれた感じ。じらされすぎた。
多くの物語を詰め込みすぎたせいかな。
自分の問題だが、以前読んだ「ラスト・チャイルド」に設定が似て、つい比べてしまった。
読み終えてしまうと、まぁ面白かったかなという感じ。
以下ネタバレ
私の頭の中の、ジョシュを殺害した犯人の推理。
物語の順番で、セアラ?
いやいや、この夫婦は壊れてるからアディスン?
え、そんな嫉妬で、やめて〜。死んじゃうよ〜
あああ、3人とも死んでしまったよ〜
で、犯人は一体誰なの?
など読んでる私は頭の中がとても忙しかった。
最期まで犯人がわからず、物語いよいよ後半はイッキ読み。
犯人自白の拷問シーン、うう凄すぎる。
読んでも読んでもなかなかたどりつけなかったけど、やっとわかった。
こいつか〜その理由は、、、なんだ、そんな理由で殺人。悲しすぎる。
オーレンとイザベル、激しいカップルになりそう。
ハンナ、癌だったのか。合掌。