2014年の読書メーター

2014年の読書メーター
読んだ本の数:96冊
読んだページ数:30884ページ
ナイス数:1044ナイス

シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)感想
私(ミ)は、火事で火傷、整形するが記憶喪失に。一緒にいたドは焼死。火事の真相とは?。。。いったい「わたし」とは誰?。お墓参り道中の電車で読んだ。往復2〜3時間余りかかるが、この本のおかげでとても短かく感じた。「わたし(ミ)は、探偵で犯人で被害者で証人」という謎がどんどん解き明かされる。が、読後もやもやが残り、あとがきの「ここからは本篇を読んだ後にお読みください」を読んで納得(したことに)。
読了日:12月30日 著者:セバスチャン・ジャプリゾ
カッコウの呼び声(上) 私立探偵コーモラン・ストライクカッコウの呼び声(上) 私立探偵コーモラン・ストライク感想
スーパー・モデルが、ある雪の日に高級住宅街のバルコニーから墜落死。自殺か他殺か?モデルの兄が私立探偵コーモラン・ストライクに調査を依頼する。。。ハリー・ポッターの作者の探偵小説。なかなかストーリーが進まず挫折しそうになる。が、文章は親切丁寧で解りやすいし、主人公と秘書がよいので・・。中盤までくると続きが気になるので、下巻へ。
読了日:12月27日 著者:ロバート・ガルブレイス
秘密 下秘密 下感想
いや〜、びっくりしたのなんの!中盤までは多分こんな展開になる・・なんて、いくらかの話を自分で作ったんだが・・。全然違った。訳者あとがきに、作者が「ハッピーエンドより適切なしめくくり方を重要視している」と書かれてある。訳者の、「まさに本作のエンディングは、マラソン完走した人に出される一杯の水」という表現に納得。面白かった。
読了日:12月19日 著者:ケイト・モートン
秘密 上秘密 上感想
50年前の起こった忌まわしい事件の目撃者ローレル。老いて過去と現在の区別が怪しくなった病床にある母。母の過去とは?何故あんな事件が?。。。以前読んだ「忘れられた花園」が面白かったので、新刊が出てるなと図書館で見つけた本。なんと、「このミス」で、ランクインしてるのを後で知った。物語は、現在(2011年)、過去(1961年)、更に過去(1941年)、と現在と過去が、交互に進む。順々に謎が明かされる。やっと中盤にきたが、今後どう話を持っていくのかな?下巻へ。
読了日:12月16日 著者:ケイト・モートン
警官嫌い (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 13‐1))警官嫌い (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 13‐1))感想
「87分署シリーズ」の第1作。87分署の刑事が、銃弾2発を受けて即死する。残された手がかりは、45口径の拳銃から発射された銃弾だけ。。。この物語1作目刊行は1956年。最新作は2005年で、56作品も。筆力の衰えない素晴らしい作家さんだ。物語が進むと主人公も成長していくとか。主人公は二級刑事のキャレラ。背景になるアイソラ市警察はNYPDそのものらしい。実際の警察活動に基づいて書かれているとか。安心して主要人物に感情移入できる作品。
読了日:12月15日 著者:エド・マクベイン
隠し絵の囚人(下) (講談社文庫)隠し絵の囚人(下) (講談社文庫)感想
今まで読んだゴダード作品は、女性が悪人とか、うまくいかないなど、女性に冷たい感じ?が何作かあったけれども、その点では今回(大団円が好きな私としては)ほっとした・・だけども。前々回読んだ「千尋の闇」が面白すぎたせいか?、少し不満が残る。最初から悪人がわかっており謎がないからか?他の面白いの読みたい。映画になった時の俳優の作者希望は、エルドリッチ役、マイケル・ケインらしい。渋っ!太っ!ムショ帰り役どうかな。関係ないけど、彼、「ケイン号の叛乱」から名前もらったそうな。ボギーの映画!気になる〜
読了日:12月8日 著者:ロバート・ゴダード
隠し絵の囚人(上) (講談社文庫)隠し絵の囚人(上) (講談社文庫)感想
MWA賞最優秀賞受賞作。三十六年間アイルランドの監獄に収監されていた叔父。何故そんなに長く?何で?そんな時、実業家所蔵のピカソが盗品である証拠を見つけてほしいとの依頼を受ける主人公。。。先日見つけた気になる作家さん、ゴダードの受賞作品。現在(1976年)と過去(1940年)、交互に物語が進むいつもの文体。今回はアイルランドの問題がからむ作品。1940年代のイギリスの様子が物語の背景で少しわかる興味深い作品。次へ。
読了日:12月3日 著者:ロバート・ゴダード
英国情報局秘密組織CHERUB(チェラブ)〈Mission2〉クラスA英国情報局秘密組織CHERUB(チェラブ)〈Mission2〉クラスA感想
CHERUB(チェラブ)とは、17歳以下の子供が活躍する英国情報局の裏の組織。1巻は主人公ジェームスがチェラブに入り、過酷な基礎訓練を受け、正式な諜報員になるまでの話だった。2巻は、麻薬密売組織・KMGの捜査のミッションに子供達4人が活躍する。。。主人公ジェームス(12歳)達は、それぞれKMGのボスの息子達と仲良くし、諜報活動をする任務。4人共、12歳と思えない能力でびっくり。が、時には子供らしい興味や恋愛もあり。はらはらすることもあったが、今回もジェームス大活躍。
読了日:11月25日 著者:ロバートマカモア
坂の上の雲〈8〉 (文春文庫)坂の上の雲〈8〉 (文春文庫)感想
最終巻。「敵艦見ゆ」から始まる日本海海戦日露戦争後の話「雨の坂」で終わる。。。幕末〜日露戦争までわずか40年程。短い期間に、なんと色んな戦争や出来事が起こったのだろう。「竜馬がいく」「花神」「翔ぶが如く」「坂の上の雲」と続けて読んだので、時代の流れがよくわかった。馴染みの登場人物はみんな亡くなった(涙)。「あとがき」最後に、作者が「ぶじ書き了え、異種の文明世界を経めぐって長い旅をしてきたような、名状しがたい疲労と興奮が心身に残った」とある。。私も、高知〜奉天と長い旅をさせていただいた。素晴しい物語。
読了日:11月22日 著者:司馬遼太郎
坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)感想
7巻は、奉天会戦、ロシア軍退却、児玉、急遽東京に戻り講和工作求める(駐米公使・高平の失言で見送られる)、バルチック艦隊ロ艦長の頭の中、宮古島で敵艦隊発見の様子が語られる。。。日本軍の策は上出来ながらも、勝っているようには思えなかった。が、ロシア陸軍大将・クロパトキンにより、ロシア軍退却。ふぅ、やっと陸での戦争は終わった。が、高平の失言により、講和工作はうまくいかず、海戦の結果待ちに。全世界が見守る。敵はどの航路をとる?ドキドキ!ついに次は最終巻だ。ここまで読むとついに、黒鳩金、ロ艦長の名を覚えた。次へ。
読了日:11月21日 著者:司馬遼太郎
坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)感想
この巻は黒溝台会戦バルチック艦隊の苦悩、明石の欧州での諜報活動、乃木軍北進、鎮海湾での東郷艦隊演習、奉天会戦前が語られる。。。負けたとはいえないものの、黒溝台会戦では、好古報告を信じなかった総司令部に憤りが。また、明石の単身での諜報活動の凄さにうなった。また、鎮海湾への出港時、あの有名な「軍艦マーチ」ができたことを知った。つきのない乃木、事故などで参謀が次々代わり、気の毒だったが、旅順でのことがあるからなぁ、兵たちが嫌うのもわかる。さあ、これから奉天会戦。次へ。
読了日:11月18日 著者:司馬遼太郎
坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)感想
この巻は、二〇三高地陥落、旅順降伏、海軍の旅順封鎖作戦終了、バルチック艦隊航海の内情、黒溝台会戦の騎兵隊活躍が語られる。。。多くの日本兵を失った旅順攻防。児玉の効果的な指揮で、やっと二〇三高地陥落、旅順艦隊を砲撃全滅させた。既にバルチック艦隊の大航海は始まっている(長っ、遠っ!)。旅順の問題が解決しヤレヤレだ。この艦隊の提督のロジェストウィンスキーもひと癖あり。愚か・油断な・鈍い上官が、兵たちを危険に陥れる。また、黒溝台での日本の騎兵隊の活躍が素晴らしい。好古頑張れ!次へ。
読了日:11月17日 著者:司馬遼太郎
坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)感想
この巻は黄海海戦、遼陽会戦、沙河会戦、旅順要塞の攻防が描かれる。。。ウラジオへの出港命令を受けたロシアの旅順艦隊を日本艦隊が追う。見失うこともあったがついに見つけ、下瀬火薬砲弾を旗艦ツェザレウィッチに命中させる。真之言う「怪弾」(運命の一弾)。が、数艦がまた旅順に逃げ込んだ!陸軍もどの会戦も冷や汗ものだったが、好古活躍もあり、勝った!一番読み進めるのに苦労したのは、乃木・伊地知いる旅順要塞攻防。沢山の兵隊を無惨に死なせた愚将に腹が立った。児玉さん、早く旅順をどうにかして〜!バルチック艦隊が来るよ〜。次へ。
読了日:11月14日 著者:司馬遼太郎
坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)坂の上の雲〈3〉 (文春文庫)感想
虚子、碧梧桐に看病されながら亡くなる子規。そして明治37年2月、日露戦争開戦。。。無謀と言える戦争の前の児玉と渋沢、日英同盟を勧める中での桂首相と伊東、西郷従道海軍大臣の行動、ロシア側の内情、海軍の旅順口の海戦、広瀬、好古率いる陸軍騎兵隊の活躍、東郷という人物など、多数のエピソードが語られる。明治の軍人はまさに「侍」だ。大国ロシア、小国の日本(猿と呼ぶ)に油断した。だがやはり軍事大国。経済的にも追い詰められている日本。今後どう戦い勝つのか・・。次へ。
読了日:11月12日 著者:司馬遼太郎
坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)感想
この巻は、日清戦争詳細と、日露戦争へ発展する背景。秋山兄弟の活躍と日々病気が進行する中で活動する子規の話。。。極東(中国・朝鮮・日本)を狙う米・欧州・ロシアの国際的な駆け引きにハラハラ。特にロシアの政策には憤怒。秋山兄弟のような天才軍人が現れ、戦争に勝ててよかった。他に印象的な個所。「おびえを押え、仕事させるのは義務感」。多読な真之、本を貯めず、いい個所だけ暗記するという所。漫画を貯め込む私としては耳が痛い。それ以前に暗記なんて凡人の私には難しい。この本のおかげでこの時期の流れがよくわかった。次へ。
読了日:11月10日 著者:司馬遼太郎
坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)感想
竜馬〜花神翔ぶが如く・・を読み終えやっとここまで来ました!。。。時代は明治維新西南戦争後。近代国家の仲間入りした日本。物語は四国松山出身の歌人正岡子規秋山好古・真之兄弟三人を軸に描かれます。。。日清・日露戦争は、学生時代、授業で習ったこと位しか知らなかった。司馬さんは本当に詳しく調べ、本に描かれてます。黄海はどこ?旅順はどこ?威海衛はどこ?なんでこんな狭いとこに欧州たちが?と思いながら読んでます。この本で私の幕末〜維新〜日露戦争の旅は終わる予定ですが、、、凄すぎる、この時代。
読了日:11月7日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈10〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈10〉 (文春文庫)感想
薩軍は鹿児島、城山へ。包囲する七万の政府軍は九月二十四日早朝、総攻撃。西郷、桐野、村田、別府ら幹部戦死。また大久保利通も翌年、凶刃に斃れる。。。ここ一か月は、頭の中は明治維新西南戦争だらけ。が、一通り読んだだけでは、この濃い内容は覚えきれず。将来再読が必要だろう。作者「書き終えて」で、この物語の主人公は西郷で、英雄とされる西郷の実像、維新後の虚像、また、明治国家の基礎は西南戦争以前にできていたなどを知った。西郷との縁のため、薩軍に参加した人達の潔い最期や、大久保暗殺に涙。次「坂の上」だが、借りれるかな?
読了日:10月23日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈9〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈9〉 (文春文庫)感想
田原坂薩軍は強く、政府軍は惨敗続き。篠原、永山戦死。薩軍田原坂から後退。。。この巻も、大勢の人達にスポットが当てられるため、覚えきれず(^_^;)。西郷どんは、桐野と離れ、戦闘からも離れ、散歩などして過ごす日々。政府側の戦いは西欧風で、薩軍は戦国時代の侍風。色々問題はあるが、基本的に日本をこうしたいと考える大久保を頂いた新政府と、新政府のやり方に不平を抱えた士達の、計画性のない将を頂いた薩軍との戦い。どちらの軍も、すぐれた人たちの戦いぶりに心を打たれる。「死に場所」という言葉、色々考えさせられた。
読了日:10月14日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈8〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈8〉 (文春文庫)感想
西南戦争。明治十年二月十七日、薩軍は鹿児島を出発、熊本城めざして進軍。熊本篠原鎮台司令長官谷干城は篭城を決意。。。。戊辰戦争で指揮した西郷、戦争する気がなかったのか表に出ない。取り巻きの「押しまくる」「戦略なし」の篠原、「熊本城を青竹でひとたたき」と言う桐野達が中心の薩軍。熊本城に固執し続ける上、銃弾が少なかった。新政府軍は、戊辰戦争時の大村益次郎の後継者、山県が徴兵制で兵を集め、銃や銃弾を沢山用意。偵察活動も活発にさせる。後の有名人、負け戦の乃木や、軍人の天才の児玉が登場し、若き日の戦いぶりが語られる。
読了日:10月7日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈7〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈7〉 (文春文庫)感想
大警視川路と大久保による、「西郷暗殺の命を受けた密偵潜入」の風聞が、鹿児島私学校に伝わり、明治十年二月六日、対政府挙兵の決議がなされた。大久保、西郷のそれぞれの衝撃は大きい。。。熊本、荻の乱では士族達鎮圧した新政府だが、薩摩への密偵潜入で失敗。西南の役の理由を作ってしまう。日本の未来を考える大久保の、西郷暗殺説は理解できるが、西郷・大久保の2人は幕末・維新では朋友だったので、何とも言えない気持ちが残る。又、露に備えた私学校であるはずが・・。どうすることもできない西郷の無念さ。次巻はついに西南戦争突入か。
読了日:10月1日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈6〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈6〉 (文春文庫)感想
台湾撤兵以後の士族の反乱気分を政府は抑えかね、まず熊本で明治九年、神風連ノ乱が起こる。後、前原一誠も乱を起こす。西欧仕込みの川路利良密偵の策が功を成す。西郷はまだ立たず。。。この巻は、主に前原一誠の近辺と神風連ノ乱が語られる。どちらも、ずさんな計画の為、すぐ新政府に鎮圧される。教養人達が、乱を起こさざるを得なくなる状況や、西南の役に行くまでの各国の状況がよくわかった。有名な児玉源太郎(20代前半、若っ!)登場。
読了日:9月28日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈5〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈5〉 (文春文庫)感想
明治七年、大久保利通は清国へ行き、賠償金50万両を勝ち獲る平和的解決をする。宮崎八郎を通して自由民権運動が語られる。。。やっと半分まできた。5巻を読むの、時間かかった。台湾出兵の後始末をする大久保の、50日も費やした、李鴻章を無視した交渉の様子が読み応えあった。また、大久保や薩長閥への不満が自由民権運動となる過程が描かれ、この時代の政治の難しさがよくわかった。
読了日:9月24日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈4〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈4〉 (文春文庫)感想
明治七年、官を辞した、もとの司法卿・江藤新平佐賀の乱を起こす。大久保は、乱を鎮圧し江藤をさらし首に。その後、大久保・西郷従道たちは征韓論を否定して半年もたたない内に征台論(台湾に出兵)を実行するという暴挙に。。。江藤に頼まれるが、佐賀の乱に乗じて兵を挙げなかった西郷。だが、この乱がきっかけで政府軍はより訓練される。また西郷は、薩摩士族たちの不満制圧のために、私学校を設立。大久保・西郷弟も、台湾に出兵。日本も清もこの時期、西洋人(英米たち)に翻弄されている様子が伺える。
読了日:9月18日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈3〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈3〉 (文春文庫)
読了日:9月15日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈3〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈3〉 (文春文庫)感想
征韓論は、西郷の勝ちに見えたが、もう一日結論を待てと言う三条が病気に。後を託された岩倉。岩倉は西郷・桐野達4人の参議に詰め寄られたが、耐えた。「わしの両目の黒いうちはそうはさせんぞ」。下野していく西郷、後を追う薩摩系の士官達。。。大久保は西郷に比べ人気がないそうだが、政府の将来の計画を、私欲なく行動していく大久保。つい応援してしまう。多数辞任する中で残った大物は大久保と木戸のみ。そんな時に、薩摩系だが、ヨーロッパ留学でポリスの勉強をし、強い信念を貫こうと留まる川路が印象に残る。黒田の酒乱は残念。
読了日:9月15日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈2〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈2〉 (文春文庫)感想
新政府の両袖である西郷・大久保が征韓論をめぐり対立。西郷=征韓論派、大久保=反征韓論派。2人をとりまく政治家・軍人たち。。知人は、西郷従道(西郷弟)と大久保のファンだが、この巻で2人の人物説明があり納得。確かに幕末時代とは代わり、思想家になっている西郷より、新政府の状況がわかって行動しようとしている大久保や弟の方が説得力がある。が、西郷が何故征韓論にこだわるかもよくわかった(対ロシア)。ゆれる公卿出身の三条、岩倉ってなぁ・・。大村の後を継ぐ山県にもがっかり。大村が生きていたらなぁ。3巻へ。
読了日:9月13日 著者:司馬遼太郎
翔ぶが如く〈1〉 (文春文庫)翔ぶが如く〈1〉 (文春文庫)感想
明治維新。新政府は、絶えず分裂の危機を孕んでいた。明治六年、西郷隆盛は「征韓論」を主唱。。。戊辰戦争後まで「花神」で読んだので、その続きから始まる。登場人物は木戸孝允西郷隆盛大久保利通の「維新の三傑」外に 、川路利良大久保利通桐野利秋など、多くの有名人が登場。竜馬は西郷を釣鐘に例え「小さく叩けば小さく響き、大きく叩けば大きく響く」と勝に語ったという。勝は「評される人も評される人。評する人も評する人」と言った。作者が色んな事柄を調べ、西郷という人を語る。不思議な人だったんだなぁと感じる。先長し・・
読了日:9月11日 著者:司馬遼太郎
花神 (下巻) (新潮文庫)花神 (下巻) (新潮文庫)感想
完結巻。戊辰戦争鳥羽・伏見の戦い江戸城無血開城後、上野戦争、東北戦争など)新政府軍と旧幕府勢力の戦いの話。上野戦争(対彰義隊)では、大村益次郎(蔵六)は佐賀藩が製造した新兵器・アームストロング砲を活用、新政府軍を圧勝させる。後、京都で海江田?に暗殺される。遺言は、後に起こる西南戦争の予想し、準備をさせる仕事だった。。。42歳〜45歳の3年間、桂に見出され、表舞台に立ち、合理的方法で次々と戦争を勝たせる経過、イネとの恋愛、有名人のエピソードなど面白かった。蔵六が亡くなり話が終わり、置いてかれた気が・・。
読了日:9月8日 著者:司馬遼太郎
花神 (中) (新潮文庫)花神 (中) (新潮文庫)感想
蛤御門ノ変・四カ国連合艦隊に敗れ、壊滅寸前の長州に再び幕軍が迫る。桂の推挙で軍務大臣に抜擢された蔵六。名を「大村益次郎」と変え、百姓兵に新式銃を持たせ指揮をとる。。。百姓→医者→蘭学の教授・翻訳家→軍務大臣と次々転身する蔵六。変人だが生真面目な人柄で(「火吹き達磨」と言われる)好感が持てる蔵六。幕軍に対し、長州軍の指揮をとる時など(四境戦争、石洲口の下りあたりは)応援しながらノンストップで読み進んだ。合理的な戦争の仕方や敵の農民にも優しい蔵六に胸がすく思いがした。面白い。
読了日:9月6日 著者:司馬遼太郎
花神〈上〉 (新潮文庫)花神〈上〉 (新潮文庫)感想
周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となる、日本の近代兵制の創始者大村益次郎の物語。オランダおいねで有名なイネの話も。。。「竜馬がゆく」を読んでなじみの、桂・高杉・吉田など、また同じ緒方洪庵適塾での福沢諭吉などそうそうたるメンバーが沢山登場。歴史ものだから行く方向はとわかっていながらも、そんなことがあったのか?とか、なぜそうなる?、日本人とは?などが、司馬氏特有の文章で綴られる。少し地味かなと思える主人公・村田蔵六がどういう道を通って変わっていくのか、わくわくする。
読了日:9月3日 著者:司馬遼太郎
竜馬がゆく〈8〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈8〉 (文春文庫)感想
最終巻。竜馬の新政府役人表には、竜馬の名前がなかった。竜馬「世界の海援隊でもやりましょうかな」、高杉「「おもしろきこともなき世におもしろく」が心に残る。(当たり前だが)竜馬・中岡が暗殺された所で物語がプツンと終わってしまい、置いていかれたような気分になった。次は維新後を読まねば。
読了日:8月31日 著者:司馬遼太郎
竜馬がゆく〈7〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈7〉 (文春文庫)感想
竜馬「大政奉還」を案出。。。物語は後半のクライマックスにさしかかる。海援隊、いろは丸沈没事件、大政奉還案、船中八策など、歴史上有名な人物含め、簡潔明瞭な説明つきで物語が進み、面白い。
読了日:8月31日 著者:司馬遼太郎
竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)感想
竜馬の奔走により、憎み合う薩摩・長州の軍事同盟成立。。。薩長同盟前後の、桂のぐずぐず加減にはいらついた。桂は「燃えよ剣」を読んだ時、剣達者なのでかっこいいと思っていたのに。また、後半、長州対幕軍の戦争時、奇策で幕軍の軍艦を翻弄した竜馬。戦争といい、同盟といい、本当に竜馬って頭がいい人だなぁと思った。また、負けが続く幕府から薩摩への出兵命令時、老中板倉に対応した大久保のタヌキぶりには笑った。
読了日:8月26日 著者:司馬遼太郎
竜馬がゆく〈5〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈5〉 (文春文庫)感想
池田屋ノ変、蛤御門ノ変、神戸海軍塾解散。。。長らく貸出中だった本、やっと借りることができた。人気あるなぁ〜。この巻は、長州・薩摩藩の性格、背景などが詳しく語られる。明治維新で聞いたことのある人物がゾクゾク登場し、誰が何をし、後どうなるかを丁寧に説明してくれている。やっと読みたかった西郷どん登場でワクワク。おりょうが作った「菊の枕」を携えて旅する竜馬に苦笑した。
読了日:8月24日 著者:司馬遼太郎
同・級・生 (文春文庫)同・級・生 (文春文庫)感想
大学で同級生、恋人同士だった二人が卒業、就職後の物語。。。1988年連載の漫画だから、もう26年前の作品。今の若者達とは大分感覚が違うだろうな。当時ドラマにもなり、懐かしいなぁと思いながら、結構はまってしまい、一気読み。
読了日:8月16日 著者:柴門ふみ
穴  HOLES (講談社文庫)穴 HOLES (講談社文庫)感想
複数受賞作品。おじいさんの代から不運続きの家系に生まれたスタンリー。無実の罪で矯正施設に入れられ、毎日穴を掘らされる。。。面白かった!「チェラブ」とはまた、違った印象の物語。家族、友情、忍耐などなど、色んなテイストが織り交ぜられている、少年の成長物語だった。これ読んで今からでも家族に毎日タマネギを食べさせなくては!と、強く思った。
読了日:8月16日 著者:ルイス・サッカー
『ぼくら』版カッパの三平他 (水木しげる漫画大全集)『ぼくら』版カッパの三平他 (水木しげる漫画大全集)感想
「ぼくら」と「小学1年生」掲載作品。。。河童、死神、一寸法師、たぬきたちとの共同生活が微笑ましい。妖怪たちが愛らしい。特に死神。ちなみに、なぜ河童が泳ぎが上手いのかこの作品で知った(笑)。
読了日:8月13日 著者:水木しげる
静かなる炎 (PHP文芸文庫)静かなる炎 (PHP文芸文庫)感想
1950年、元ベルリン警察殺人課警察官グンターは祖国ドイツを追われ、アルゼンチンのブエノス・アイレスへ。ここで、失踪した銀行の支店長の娘を探しだすように頼まれる。少し前の少女の事件が、1930年にベルリンとミュンヘンで起きた未解決の猟奇事件に似ていた。。。1950年ブエノスアイレスと1930年ドイツと、章により二つの物語が同時に進む。実在のペロン大統領、エビータ、メンゲレ、アイヒマン、カムラーなどが登場し、歴史の勉強になった。ラストに涙。
読了日:8月12日 著者:フィリップ・カー
英国情報局秘密組織CHERUB(チェラブ)〈Mission1〉スカウト英国情報局秘密組織CHERUB(チェラブ)〈Mission1〉スカウト感想
私立探偵の作者が、甥っ子のために書いた本。「チェラブ」とは、英国情報局の裏の組織。エージェントは10歳〜17歳。1巻は、主人公ジェイムスの生い立ち、エージェントになるための基礎養成訓練、初めてのミッションなど。。。とても面白かった!次々に色んな事が起こるので飽きさせない内容。この作品に登場してくる子供達は、(子供っぽい所もあるが)みんな大人っぽいのに驚かされる。初めてのミッション後、その意味について考えるジェイムスがマックに質問する内容がとても興味深かった。
読了日:8月7日 著者:ロバートマカモア
鉄の枷 (創元推理文庫)鉄の枷 (創元推理文庫)感想
1994年CWAゴールドダガー賞受賞作。浴槽で鉄の枷を被った姿(シェイクスピアリア王から引用される)で、資産家の老夫人の死体が発見される。。。3代にわたり、親から抑圧されてきた女性たちの物語。老夫人の主治医セアラ(ヒロイン)と画家である夫ジャックがとても面白い人物。さくさく読ませてくれる。最後まで目の離せない物語だった。この作家さんは初読み。文章が私好みで、他作品も読みたいが、なにせ内容が重いので、しばらく置いてからにしよう。
読了日:8月5日 著者:ミネットウォルターズ
沈黙を破る者沈黙を破る者感想
独ミステリ大賞第1位の傑作。50年の時をこえてよみがえる戦時下の出来事。。。よくぞこの内容を中編にしたなぁとびっくり。背景説明が簡潔すぎ、あれ?この登場人物、誰だっけ?と思うことしばしばあったが、中盤以降からとんでもない展開。読後、呆然としてしまった。面白かった!
読了日:7月31日 著者:メヒティルトボルマン
蒼穹のかなたへ〈下〉 (文春文庫)蒼穹のかなたへ〈下〉 (文春文庫)感想
主人公ハリーの目線で、どんどん謎が解明されていく。表紙帯の「善意の怖さ」という文句に、読後考えさせられてしまった。「千尋の闇」とはまた少し違った、歴史色はあまりない物語。でもさすがゴダード作品、やっぱり面白い。ハリーが好感が持てたので、再登場する「鉄の絆」もいずれ読みたい。
読了日:7月25日 著者:ロバートゴダード
蒼穹のかなたへ〈上〉 (文春文庫)蒼穹のかなたへ〈上〉 (文春文庫)感想
ギリシャロードス島。清楚なイギリス娘ヘザーが突然謎の失踪?中年男ハリーが謎を追う。。。ダメダメ中年男のハリーだが、何度も挫折しそうになりながら頑張る姿につい応援。ハリーは友達だと信用してる政治家ダイサート。なんか臭うなぁ〜。今まで苦労調べたこと、全部報告しちゃっていいのかなぁ。でもま、ハリーだし。下巻へ。
読了日:7月22日 著者:ロバートゴダード
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
珍しい女性版のハードボイルド。22歳の女性探偵コーデリアは、ケンブリッジ大学を中退し自殺した真相の依頼を受ける。コーデリアのひたむきな活躍にハラハラしながら、つい応援してしまう。中頃以降は話は急展開でラストまでイッキ。英作家P.D.ジェイムズのミステリを読んで見たかったのでこの作品を選んだが大正解。自殺した共同経営者のもと上司ダルグリッシュ警視のことが気になるので他作品もそのうち読んでみたいなぁ。
読了日:7月18日 著者:P.D.ジェイムズ
石に刻まれた時間 (創元推理文庫)石に刻まれた時間 (創元推理文庫)感想
サッカー観戦で忙しく、合間に読める1冊完結の本を選んだ。「第一次世界大戦直前に建てられ、忌まわしい来歴に彩られた奇妙な石造りの家」という大好物な館もの。。。中盤まではワクワクドキドキだったが、ラストがちょっと雑かなぁ。謎の解明が中途半端だった。でもゴダードだし、文章が抜群に上手いので、面白く読めた。サッカー済んだら話題の長編を読むつもり。当分私のゴダード熱は冷めないだろう。
読了日:7月12日 著者:ロバートゴダード
虹の娘 (Feelコミックス)虹の娘 (Feelコミックス)感想
短編集。う〜ん何と言ったらいいか、、現実的なようで、ありえない話。他の方もおっしゃるように、雰囲気を楽しむ漫画?
読了日:7月7日 著者:いがわうみこ
雨無村役場産業課兼観光係 3 (フラワーコミックス)雨無村役場産業課兼観光係 3 (フラワーコミックス)感想
1〜3巻読了。前評判通り大変よかった。
読了日:7月7日 著者:岩本ナオ
VIVO! 3 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)VIVO! 3 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)感想
1〜3巻読了。現実にナカムラ先生みたいな型破りな教師がいれば、救われる生徒はいるだろうに。
読了日:7月7日 著者:瀬川藤子
きみが心に棲みついた(2) (KCデラックス Kiss)きみが心に棲みついた(2) (KCデラックス Kiss)感想
1・2巻読了。男性に依存する女性キョドコの物語。頼りないヒロインにイライラする。が、続きどうなるか気になる話。
読了日:7月7日 著者:天堂きりん
平台がおまちかね 出版社営業・井辻智紀の業務日誌 (ウィングス・コミックス)平台がおまちかね 出版社営業・井辻智紀の業務日誌 (ウィングス・コミックス)感想
出版社新人営業マン・井辻くんの、書店にかかわる色んな出来事の物語。井辻君がいい。
読了日:7月7日 著者:久世番子
ビューティフルピープル・パーフェクトワールド (IKKI COMIX)ビューティフルピープル・パーフェクトワールド (IKKI COMIX)感想
美容整形当り前な近未来の話。最終話「スーパースター」が何とも切ない。
読了日:7月7日 著者:坂井恵理
ひばりの朝 2 (Feelコミックス)ひばりの朝 2 (Feelコミックス)感想
痛い本。ヤマシタさんらしいというか・・
読了日:7月7日 著者:ヤマシタトモコ
カレンダー (福音館創作童話シリーズ)カレンダー (福音館創作童話シリーズ)感想
7月読書会課題図書。ヒロインは13歳の少女。両親が早くに亡くなり、祖母に育てられたせいか、少し大人びている。児童書のようだが、大人が読んでも十分読み応えのある本だった。
読了日:6月21日 著者:ひこ田中
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)悪童日記 (ハヤカワepi文庫)感想
ヨーロッパの田舎町(ハンガリーのあたり?)。双子の「ぼくら」が主人公。戦争がひどくなり、おかあさんは「ぼくら」をおばあちゃんの家に疎開させる。世間で「魔女」とよばれている。。。うわぁ、この物語は本当に児童書なの?と思った。ものすごく印象に残る本。三部作らしい。続きが気になるが、読みたいようなそうでないような。面白いという表現はちょっと・・。重い。
読了日:6月21日 著者:アゴタクリストフ
漂流ネットカフェ(5) (アクションコミックス)漂流ネットカフェ(5) (アクションコミックス)感想
1〜5巻まで読んだとこで、あまりな暴力シーンに辟易。途中挫折。
読了日:6月21日 著者:押見修造
わが心臓の痛み〈下〉 (扶桑社ミステリー)わが心臓の痛み〈下〉 (扶桑社ミステリー)感想
心臓移植手術を受けた元FBI捜査官テリー・マッケイレブの物語。「もとの心臓の持主」の悲劇が事件の始りだった・・。。。なんと「わが心臓の痛み」という題!読み終わってしみじみした。以前からこの方の作品は読んどかなくてはと思い続け、やっと初コナリー。予想通り大変面白かった。
読了日:6月21日 著者:マイクルコナリー
わが心臓の痛み〈上〉 (扶桑社ミステリー)わが心臓の痛み〈上〉 (扶桑社ミステリー)
読了日:6月21日 著者:マイクルコナリー
千尋の闇〈下〉 (創元推理文庫)千尋の闇〈下〉 (創元推理文庫)感想
元歴史教師のマーチンは悪友の誘いでポルトガル領マデイラへ。そこで、実業家セリックから、謎めいた失脚を遂げた半世紀以上前のある青年政治家の手記を読まされ、探索を依頼される。。。上巻最初っから物語に引き込まれた。伏線に次ぐ伏線で、下巻は謎解明目指しイッキ読み。過去の探索、現在、館、歴史、恋愛などなど、大好物な材料いっぱいの本でした。満足〜
読了日:5月25日 著者:ロバートゴダード
千尋の闇〈上〉 (創元推理文庫)千尋の闇〈上〉 (創元推理文庫)
読了日:5月25日 著者:ロバートゴダード
スイッチガール!! 25 (マーガレットコミックス)スイッチガール!! 25 (マーガレットコミックス)感想
14〜25巻(終)読了。みんな収まる所に収まって大団円。。作者が実際にエステに行き脱毛経験をした話(お気の毒です)、大変興味深く読ませて頂いた。また「よくぞそんなこんなことまで」親切に教えて下さった沢山のオサレ秘話?大変勉強になった。2006年〜14年2月と7年半連載され、結婚適齢期をすべて捧げたという作者に感謝!お疲れ様でした。
読了日:5月23日 著者:あいだ夏波
アラタ カンガタリ~革神語~ 2 (少年サンデーコミックス)アラタ カンガタリ~革神語~ 2 (少年サンデーコミックス)感想
1・2巻読了。異世界のアラタ(殺人の罪をきせられ逃亡中)と現実世界のアラタ(いじめ問題の真っ最中)が、ふとしたひょうしに入れ替わり・・という物語。。。「ふし遊」の渡瀬悠宇先生、再びのファンタジー。2巻読んだ所ではまだまだプロローグで、異世界や登場人物紹介の段階。
読了日:5月23日 著者:渡瀬悠宇
主に泣いてます(6) (モーニング KC)主に泣いてます(6) (モーニング KC)感想
1〜6巻(続)読了。美貌の持主・紺野泉の物語。。。美貌の持主であるがゆえに、不幸なヒロイン。巻末の東村氏の、アシさん希望の美人を断った理由に納得(ホントに〜)。また、チャーリーズ・エンジェル「任しといて、チャーリー」などなど、随所にある有名な映画・ドラマ・漫画・小説・ニュースなどの引用には思わずにやにや。先日読んだ漫画「キャプテン」の丸井やイガラシのことまで・・さすが東山氏!すごい才能だわ。
読了日:5月23日 著者:東村アキコ
銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)感想
八軒は、年越し・新年をエゾノーで過ごす。。。ソーセージの作り方をこの漫画で知った。また、製品の値段付けも。駒場たちの問題などなど。今回も又、この漫画で色々教えてもらったり、考えさせられる事多かった。
読了日:5月20日 著者:荒川弘
妖狐×僕SS (10) (ガンガンコミックスJOKER)妖狐×僕SS (10) (ガンガンコミックスJOKER)感想
1〜10巻読了。「メゾン・ド・章樫(あやかし)」に住む妖怪の先祖返りとそのシークレット・サービス(SS)達の物語。。。ヒロイン凛々蝶(りりちょ)が可愛らしい。が、物語の展開が遅い。7・8巻あたりでそろそろ動き始めたという所。現在・過去・未来と話が行ききする(そういう話は好みなんで)。今後、面白くなったらいいなぁ。
読了日:5月19日 著者:藤原ここあ
暗殺教室 8 (ジャンプコミックス)暗殺教室 8 (ジャンプコミックス)感想
1〜8巻読了。来年地球を破壊すると宣言する、ニコニコマーク顔の生物が、椚ヶ丘中学校3年E組の担任になった!生徒全員が先生の命を狙う。。。家族が借りてきた本。最初、ギャグ漫画かなと思ったが、実は少年少女の成長物語だった。巻を追うごとに、先生達やそれぞれのキャラに感情移入し面白くなってきた。この巻はウイルステロに立ち向かう生徒達の話。
読了日:5月18日 著者:松井優征
俺物語!! 5 (マーガレットコミックス)俺物語!! 5 (マーガレットコミックス)感想
猛男くんのどんくささに苦笑。ラストの「大事にするから〜」の言い合いにほのぼのしちゃった!若者たちっていいなぁ。というか、この2人がいい。現実にはこんなカップルなかなかいないだろうな。
読了日:5月16日 著者:アルコ
俺物語!! 4 (マーガレットコミックス)俺物語!! 4 (マーガレットコミックス)感想
「窓から上半身だけ出して背筋してたら落ちたぁぁ」に大爆笑(一体何階から落ちたんだか、しかもそつのない着地の猛男くん。猛男くんならできるよね)さすがに「高校デビュー!」の河原氏!笑いのシーンが素晴らしい。この巻は、猛男への思いを秘めたお姉ちゃんとクラスメイトの話中心。また、巻末に番外編、幼稚園時代の3人の話(ホントに幽霊出たのかと思ったら・・・)。
読了日:5月16日 著者:アルコ
ロスノフスキ家の娘 (下) (新潮文庫)ロスノフスキ家の娘 (下) (新潮文庫)感想
「ケインとアベル」が好評だったため、予定になかった続編が描かれたものらしい。それぞれの子供たちの結婚により、親たちが作ったホテル・銀行を軌道にのせ、後、娘フロレンティナがアメリカの初女性大統領になるまでの話。。。下院、上院、副大統領と活躍するフロレンティナの、選挙活動、政治活動など、次々起こる出来事に対応するヒロイン。頑張れ〜と応援しながら読んだ。夫リチャードには涙。読み終えた時、ほっとした。映画のようなお話。
読了日:5月15日 著者:ジェフリー・アーチャー
ロスノフスキ家の娘 (上) (新潮文庫)ロスノフスキ家の娘 (上) (新潮文庫)感想
「ケインとアベル」がアーチャー氏にしては珍しく、納得できない終わり方をし不満に思っていた。が、本作(上)・子供達の代で、双方の親達が残した銀行・ホテルを上手く完結させたようだ