国内小説「道化師の蝶」円城塔 2012年

道化師の蝶

道化師の蝶

第146回(平成23年度下半期) 芥川賞受賞

内容(アマゾン
第146回芥川賞受賞作!
無活用ラテン語で記された小説『猫の下で読むに限る』。
希代の多言語作家「友幸友幸」と、資産家A・A・エイブラムスの、
言語をめぐって連環してゆく物語。
SF、前衛、ユーモア、諧謔…すべての要素を持ちつつ、常に新しい文章の可能性を追いかけ続ける著者の新たな地平。

ちょいコメ
「道化師の蝶」美しい文章と言葉で綴られる。途中で混乱。「わたし」とは一体誰なのか?友幸友幸を調べてる人?
そうか〜、「わたし」は章によって変わるのか。そう思って読むと納得。
そして物語は最初に還る。

「松の枝の記」解りやすくこちらも面白かった。二重人格ではなく、こういうがあるんだな。

どちらの物語も透き通るような文章で素敵な読み心地。
「寝る前に読む」本の一冊によい。

円城塔『道化師の蝶』攻略ガイド

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