2015年2月の読書メーター

2015年2月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:2389ページナイス数:74ナイス巴がゆく! 1~最新巻(フラワーコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]巴がゆく! 1~最新巻(フラワーコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]感想全8巻読了。シュトコーの巴御前と呼ばれるローラースケート少女王島巴が、財界の後継者争いの渦中に身を置いて立ち向かうアクション・ストーリー。。。久しぶりの再々・・?読。1987年12月号から1990年まで少コミに連載された作品。ファッションは古いが、ストーリーはいけるか。巴と伊織がかっこいいのは主役だから当然なんだけども、私は上総派だす。この漫画の主役は絶対「上総」だと思う。「BASARA」の主役が「揚羽」だったように。角じいにそっくりなおじいちゃん発見。つか、「BASARA」のキャラ似がいっぱいいる。読了日:2月24日 著者:田村由美
司馬遼太郎全集 第43巻 菜の花の沖 2司馬遼太郎全集 第43巻 菜の花の沖 2感想エトロフ島について。松前藩のずさんな策を見かねた幕府は、北辺の防備を固めるため、ここに航路を確立する必要を痛感。松前藩から、東蝦夷地を七年の期限付きで取り上げ、この重要で困難な仕事を嘉兵衛に委ねた。やむを得ず仕事を引き受ける嘉兵衛は、公儀の船を増やすが。。この巻は文庫の3・4巻の内容。文庫を借りる期間が過ぎたため、重い全集の本を借りたが、「江戸後期の航路」、「蝦夷地略図」、「国後・択捉島周辺図」が掲載してあり、地図を見ながら読み進む。内容がわかり易かった(なかなか読み進めないが)。次へ。読了日:2月21日 著者:司馬遼太郎
菜の花の沖〈3〉 (文春文庫)菜の花の沖〈3〉 (文春文庫)感想新しい持ち船「辰悦丸」で蝦夷地へ航海する嘉兵衛。主・松前藩アイヌ人を虐待し、海産物など独占の上、ロシア対策をまるでせず。公儀の高橋三平とたまたま知り合った嘉兵衛。官米などを、アイヌの地アッケシ(釧路東方)に運び、その美しさ豊かさに絶句する。。。この巻は嘉兵衛の冒険が描かれる。蝦夷の話は全く知らなかったので、大変勉強になった。表紙の嘉兵衛が段々それなりの顔に成長していくのが、話とマッチしていて面白い。本文でも、経験を積むごとに顔が変わっていくのを、おふさが表現している。次へ。読了日:2月13日 著者:司馬遼太郎
菜の花の沖〈2〉 (文春文庫)菜の花の沖〈2〉 (文春文庫)感想松右衛門、北風荘右衛門達と出会い、筏船などの仕事で信用を得た嘉兵衛。「薬師丸」を手に入れ、ついに持ち船の船頭になる。が、この船は蝦夷地に行くのは到底無理な古船だった。。。この巻は、回りの人達、航海中の兄弟の様子、停泊した港、初めて帰郷した村の様子などが描かれる。また船の仕事、当時の経済状況などが、文中の説明のおかげで大変面白く読め、勉強にもなった。文中の「この時代の日本社会の上下をつらぬいている精神は、意地悪」に、士農工商の階級や身分について考えさせられた。次へ。読了日:2月9日 著者:司馬遼太郎
菜の花の沖〈1〉 (文春文庫)菜の花の沖〈1〉 (文春文庫)感想江戸時代後期、後の高田屋嘉兵衛は、淡路島の極貧な家に生まれる。青年になり、身分違いである網屋のおふさと噂になる。おふさを大切にする若衆に妬まれた嘉兵衛は、盗人の罪をきせられ、村八分にされ、後、村抜けをせざるを得ない状況に。。。司馬氏の作品の中で「菜の花の沖」が一番好きだと言う友人に勧められ、手に取った作品。6巻もある長編だが、1巻から面白い。嘉兵衛は物の見方が一般人と違い、敵も多いが、支持する人も多い。のち、偉大な商人になる嘉兵衛。幼少時から違う。これからどんな事が起こるのかワクワク。おふさもよい。次へ。読了日:2月6日 著者:司馬遼太郎
時の旅人 (岩波少年文庫)時の旅人 (岩波少年文庫)感想病気療養のため、英の田舎町の農場の古い館で過ごす、少女のタイムトラベル物語。背景は3百年前。エリザベス女王が、継承権で優位に立つメアリー女王を幽閉。メアリー女王を支持する館の主人が助けようとするが。。。美しい背景、おいしそうな食べ物、館で働く人達の様子、歴史を知っている少女の苦悩、、などなどが、情感あふれる文章で綴られる。タイムトラベルした少女が、スーパーヒーローのような派手な働きをすることもなく、ただただ歴史を見守る。地味だが、印象深い物語。さすがに岩波少年文庫!シリーズの他のも読んでみたいかも。読了日:2月6日 著者:アリソンアトリー
ジョシュア・ファイル〈10〉世界の終わりのとき〈下〉ジョシュア・ファイル〈10〉世界の終わりのとき〈下〉感想最終巻。二〇一四年のイギリスで、殺される寸前のぼくを救ってくれたのは、タイラーの仲間たちだった。放射線で酷い状態に陥った地球。その中で苦しむ人々。圧倒的権力を握るフラカン派。。。今回ジョシュは未来へタイムトラベルする。絶体絶命が続くのにいつも救ってくれる人がいる。この巻で、今まで謎だったアルカディオやビゴレス他の謎が全部解明した(最終巻だからね)。当たった予想はあったが、理由が説明できなかった。うまくまとめた、感動のラストだった。読了日:2月2日 著者:マリア・G.ハリス
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