2014年9月の読書メーター

2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:4560ページ
ナイス数:74ナイス

竜馬がゆく〈8〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈8〉 (文春文庫)感想
最終巻。竜馬の新政府役人表には、竜馬の名前がなかった。竜馬「世界の海援隊でもやりましょうかな」、高杉「「おもしろきこともなき世におもしろく」が心に残る。(当たり前だが)竜馬・中岡が暗殺された所で物語がプツンと終わってしまい、置いていかれたような気分になった。次は維新後を読まねば。
読了日:8月31日 著者:司馬遼太郎
竜馬がゆく〈7〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈7〉 (文春文庫)感想
竜馬「大政奉還」を案出。。。物語は後半のクライマックスにさしかかる。海援隊、いろは丸沈没事件、大政奉還案、船中八策など、歴史上有名な人物含め、簡潔明瞭な説明つきで物語が進み、面白い。
読了日:8月31日 著者:司馬遼太郎
竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)感想
竜馬の奔走により、憎み合う薩摩・長州の軍事同盟成立。。。薩長同盟前後の、桂のぐずぐず加減にはいらついた。桂は「燃えよ剣」を読んだ時、剣達者なのでかっこいいと思っていたのに。また、後半、長州対幕軍の戦争時、奇策で幕軍の軍艦を翻弄した竜馬。戦争といい、同盟といい、本当に竜馬って頭がいい人だなぁと思った。また、負けが続く幕府から薩摩への出兵命令時、老中板倉に対応した大久保のタヌキぶりには笑った。
読了日:8月26日 著者:司馬遼太郎
竜馬がゆく〈5〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈5〉 (文春文庫)感想
池田屋ノ変、蛤御門ノ変、神戸海軍塾解散。。。長らく貸出中だった本、やっと借りることができた。人気あるなぁ〜。この巻は、長州・薩摩藩の性格、背景などが詳しく語られる。明治維新で聞いたことのある人物がゾクゾク登場し、誰が何をし、後どうなるかを丁寧に説明してくれている。やっと読みたかった西郷どん登場でワクワク。おりょうが作った「菊の枕」を携えて旅する竜馬に苦笑した。
読了日:8月24日 著者:司馬遼太郎
同・級・生 (文春文庫)同・級・生 (文春文庫)感想
大学で同級生、恋人同士だった二人が卒業、就職後の物語。。。1988年連載の漫画だから、もう26年前の作品。今の若者達とは大分感覚が違うだろうな。当時ドラマにもなり、懐かしいなぁと思いながら、結構はまってしまい、一気読み。
読了日:8月16日 著者:柴門ふみ
穴  HOLES (講談社文庫)穴 HOLES (講談社文庫)感想
複数受賞作品。おじいさんの代から不運続きの家系に生まれたスタンリー。無実の罪で矯正施設に入れられ、毎日穴を掘らされる。。。面白かった!「チェラブ」とはまた、違った印象の物語。家族、友情、忍耐などなど、色んなテイストが織り交ぜられている、少年の成長物語だった。これ読んで今からでも家族に毎日タマネギを食べさせなくては!と、強く思った。
読了日:8月16日 著者:ルイス・サッカー
『ぼくら』版カッパの三平他 (水木しげる漫画大全集)『ぼくら』版カッパの三平他 (水木しげる漫画大全集)感想
「ぼくら」と「小学1年生」掲載作品。。。河童、死神、一寸法師、たぬきたちとの共同生活が微笑ましい。妖怪たちが愛らしい。特に死神。ちなみに、なぜ河童が泳ぎが上手いのかこの作品で知った(笑)。
読了日:8月13日 著者:水木しげる
静かなる炎 (PHP文芸文庫)静かなる炎 (PHP文芸文庫)感想
1950年、元ベルリン警察殺人課警察官グンターは祖国ドイツを追われ、アルゼンチンのブエノス・アイレスへ。ここで、失踪した銀行の支店長の娘を探しだすように頼まれる。少し前の少女の事件が、1930年にベルリンとミュンヘンで起きた未解決の猟奇事件に似ていた。。。1950年ブエノスアイレスと1930年ドイツと、章により二つの物語が同時に進む。実在のペロン大統領、エビータ、メンゲレ、アイヒマン、カムラーなどが登場し、歴史の勉強になった。ラストに涙。
読了日:8月12日 著者:フィリップ・カー
英国情報局秘密組織CHERUB(チェラブ)〈Mission1〉スカウト英国情報局秘密組織CHERUB(チェラブ)〈Mission1〉スカウト感想
私立探偵の作者が、甥っ子のために書いた本。「チェラブ」とは、英国情報局の裏の組織。エージェントは10歳〜17歳。1巻は、主人公ジェイムスの生い立ち、エージェントになるための基礎養成訓練、初めてのミッションなど。。。とても面白かった!次々に色んな事が起こるので飽きさせない内容。この作品に登場してくる子供達は、(子供っぽい所もあるが)みんな大人っぽいのに驚かされる。初めてのミッション後、その意味について考えるジェイムスがマックに質問する内容がとても興味深かった。
読了日:8月7日 著者:ロバートマカモア
鉄の枷 (創元推理文庫)鉄の枷 (創元推理文庫)感想
1994年CWAゴールドダガー賞受賞作。浴槽で鉄の枷を被った姿(シェイクスピアリア王から引用される)で、資産家の老夫人の死体が発見される。。。3代にわたり、親から抑圧されてきた女性たちの物語。老夫人の主治医セアラ(ヒロイン)と画家である夫ジャックがとても面白い人物。さくさく読ませてくれる。最後まで目の離せない物語だった。この作家さんは初読み。文章が私好みで、他作品も読みたいが、なにせ内容が重いので、しばらく置いてからにしよう。
読了日:8月5日 著者:ミネットウォルターズ

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