海外小説「超音速漂流」ネルソン・デミル、トマス ブロック 1979年米

超音速漂流 (文春文庫)

超音速漂流 (文春文庫)

内容(アマゾン
誤射されたミサイルがジャンボ旅客機を直撃した。機長は死亡し、乗客が酸欠により凶暴化するなか、無傷の生存者たちは必死で生還をめざすが、地上では事故の陰蔽のために生存者もろとも機を墜とそうとする計画が進行していた。82年に出版され、今や古典となった航空サスペンスの名作が、全面的加筆を施され、決定版として登場。

登場人物
ジョン・ベリー:乗客
シャロン・クランドル:フライト・アテンダント
バーバラ・ヤシロ:同上
リンダ・ファーリー:乗客・少女
はろるど・スタイン:乗客
ジェイムズ・スローン:海軍中佐
ピーター・マトス:F18パイロット
エドワード・ジョンソン:トランス・ユナイテッド航空重役
ケビン・フィッツジェラルド:同首席パイロット
ウェイン・メッツ:ベネフィシャル保険会社支社長

ちょいコメ
「まだ読んでいない人は幸福です」という帯の通り、読んでなくて幸せだった。
最初から最期まで、ハラハラドキドキ!とても面白かった!
読むのが遅いので、一日でというわけにはいかなかったが、
仕事をしてても続きが気になって、気になって、ちょっとでも時間ができると読んだ。
終わった時にはもうもう大満足。

最初「誤射されたミサイルがジャンボ旅客機を直撃」という出だしはよくあるパニック物くらいに思ったが、
なにせ、主人公の回りは敵だらけで、次々と難題がふりかかる。
酸素欠乏で脳損傷になった乗客たち、データ・リンクで通信するトランス・ユナイテッド航空重役ジョンソン、
旅客機を撃墜しようと目論む海軍中佐スローン達。

映画にもなっているようだが、話題作なのかな?
一時航空パニックが流行った時期があったが、この作品の噂は聞いたことがないなぁ。

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