「マルタの鷹」1941年(アメリカ)

「マルタの鷹」(ウィキ)

「マルタの鷹」映画(ウィキ)

「マルタの鷹」(アマゾン)

内容(アマゾン)
サン・フランシスコで私立探偵局を開いているサム・スペードは、ワンダリーという女から、サースビーという人物に尾行されているから救ってほしいと頼まれる。それをスペードの相棒のアーチャーが彼女の美しさにひかれて買って出た。しかしその夜アーチャーはサースビーと共に死体となって発見される。当局ではスペードとアーチャーの妻のアイヴァの間を怪しみ、彼の謀殺ではないかとの嫌疑をかれられ、スペードは身の危険を守るため、ワンダリーを追及して、彼女の本名がオーショネイといいサースビーとなにか一儲けを企てている間に、彼女は自分を裏切ろうとしたサースビーの尾行を頼んだことがわかった。スペードが事務所に帰るとカイロという奇妙な男が来て、黒い鷹の置物を探してくれたら5000ドルの謝礼を出すというので、オーショネイとこの男の間に関係があると睨み2人を対決させたのだった…。

第14回アカデミー賞


監督:ジョン・ヒューストン
キャスト
ハンフリー・ボガート:サム・スペード
メアリー・アスター:ブリジッド・オショーネシー
グラディス・ジョージ:アイヴァ・アーチャー
ピーター・ローレ:ジョエル・カイロ

ちょいコメ(ネタバレっぽいセリフあり)
以前から読んでみたかったダシール・ハメット「マルタの鷹」。
知人に「ハメットの翻訳は読みにくい」と聞いていたので昨日、ツタヤで借りてきた。
本当は「12人の怒れる男」を借りるはずだったのだが。

物話は元祖ハードボイルド。
主人公のスペードは相棒アーチャーを何者かに殺され、犯人を捜す。

ボギー、いいなぁ!!あのイケメンでもないのに(スマヌ・・)、迫力ある?眼力!!
画面に顔がアップになるとドキドキ。。でっかい目、そして笑うと子供のような顔、口元。

以前観た名作「カサブランカ」「アフリカの女王」もよかったけど、この映画もよかった。
言葉がいちいち理屈ぽかったり、可笑しかったり。
スペードはキレ者の探偵だからこんな会話になるんだろうな。
もし私が悪役だったら、いちいち殴っているだろう。

脇役の俳優さんたちの演技もよかった。特にジョエル・カイロ。
ヒロインのオショーネシー役のメアリー・アスター、知らない女優さんだけど、とてもキュート!

印象に残ったセリフ
「相棒が殺されたら犯人は逃がさない。それが探偵ってものさ」
刑事がマルタの鷹を持って聞く。「重いな、何だ?」「夢がつまってるのさ」

いや〜、ハードボイルドだねぇ。知人は、男のお伽話って言ってた。なるほど、ホントに。。
ボギー出演の「三つ数えろ」もツタヤにあったので、いずれ借りて観たい。