2014年1月の読書メーター

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1106ページ
ナイス数:44ナイス

百万ドルをとり返せ! (新潮文庫)百万ドルをとり返せ! (新潮文庫)感想
アーチャー氏のデビュー作品。詐欺師で富豪のハーヴェイ・メトカーフの策略で、油田の幽霊会社の株で百万ドルの損をさせられた天才的数学教授、医者、画商、貴族四人達のリベンジ。。。悪人が出てこなかったので、ハラハラドキドキ感は他作品ほどなかった。が、感情高ぶる事もなく4人のチームプレーをのんびり楽しめた(コン・プレーというらしい)。作中で、スティング」の映画をけなす場面、笑った。読後感良かった。
読了日:1月29日 著者:ジェフリーアーチャー
縮みゆく男 (扶桑社ミステリー)縮みゆく男 (扶桑社ミステリー)感想
主人公スコット・ケアリーは、放射能汚染と殺虫剤の相互作用で、一日に7分の1インチずつ身長が縮んでゆく奇病に冒されてしまう。。。絶望、孤独に陥りながらも、色々な事件に挑んでいくスコット。そしてなんというラスト!誰でも人生で、色んな事件に遭遇し、老いて社会から遠ざかる。そんな不安がSFファンタジーぽく語られる。キングいわく「人間そのもの」。早々に今年ベストな物語に出会った感。
読了日:1月22日 著者:リチャード・マシスン
空中ブランコ空中ブランコ感想
精神科医伊良部のもとには今日もおかしな患者たちが訪れる。目次「空中ブランコ」「ハリネズミ」「義父のヅラ」「ホットコーナー」「女流作家」。。。一月読書会課題図書として、友人がチョイスした作品。私にとっては、初奥田作品。精神科医伊良部を訪ねた患者達の物語なので、内容は深刻。が、破天荒な伊良部先生の治療?で克服していく患者たち。笑えるし、読後感が良かった。
読了日:1月6日 著者:奥田英朗

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