2012年11月の読書メーター

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:4456ページ
ナイス数:113ナイス

愛犬,足袋 (新潮CD)愛犬,足袋 (新潮CD)感想
謡の師匠と深い中になってしまった平凡な会社員。しかし妻や同僚の知るところとなってしまい・・・。。。これで終わり?てなラスト。ま、やってることが不倫だし。うん。。。ついついどうなるのか興味本位で聞いたが。内容は、私としては怒!な話だった。
読了日:11月29日 著者:松本 清張
燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)感想
「幕末もの」を読みたくて「竜馬」にしようか「西郷どん」のにしようか迷ったがこの本に。。新撰組副長として剣に生き、剣に死んだ男、土方歳三の話。上巻は歳三や近藤、沖田たちの、浪人・百姓上がりの寄せ集め集団にすぎない「新撰組」が、だんだん成長していく様が描かれる。歳三の、いつも「士道」を貫く姿勢で行動する姿は男らしいなぁ。天然っぽい沖田さんもいい。2人の画像見たが、ホントにイイ男だわ〜。後編へ。
読了日:11月29日 著者:司馬 遼太郎
凍てのあと (新潮CD)凍てのあと (新潮CD)感想
山本周五郎氏といえば、随分昔に大河ドラマで観た「樅の木は残った」。面白かったという記憶だけ残っている。今回は朗読CDを見つけ聞いてみる。これは、仲間を救うために罪を一人でかぶった栄次だが、どうしようもない人間不信に捉えられる・・・という物語。さすがに朗読、状況設定などがとても上手い。小説の方も読んでみたいものだ。山本氏は、人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得ており、「青べか物語」が畢生の名作として名高いらしいので、いずれ読みたい。
読了日:11月25日 著者:山本 周五郎
人間椅子/押絵と旅する男 (新潮CD)人間椅子/押絵と旅する男 (新潮CD)
読了日:11月25日 著者:江戸川 乱歩
不忠臣蔵 (新潮CD)不忠臣蔵 (新潮CD)
読了日:11月25日 著者:井上 ひさし
田辺聖子の源氏物語 2―語り明かす長夜のゆめ (新潮CD 講演)田辺聖子の源氏物語 2―語り明かす長夜のゆめ (新潮CD 講演)
読了日:11月25日 著者:田辺 聖子
田辺聖子の源氏物語 1―語り明かす長夜のゆめ (新潮CD 講演)田辺聖子の源氏物語 1―語り明かす長夜のゆめ (新潮CD 講演)
読了日:11月25日 著者:田辺 聖子
シャーロック・ホームズ六つのナポレオン (新潮CD 名作ミステリー)シャーロック・ホームズ六つのナポレオン (新潮CD 名作ミステリー)
読了日:11月25日 著者:コナン・ドイル
神隠し (新潮CD 山田洋次が選ぶ藤沢周平傑作選)神隠し (新潮CD 山田洋次が選ぶ藤沢周平傑作選)
読了日:11月25日 著者:藤沢 周平
おはん (新潮CD)おはん (新潮CD)
読了日:11月25日 著者:宇野 千代
皇子かプリンス 3 (マーガレットコミックス)皇子かプリンス 3 (マーガレットコミックス)感想
全3巻読了。桃森ミヨシ氏「ハツカレ」「悪魔とラブソング」が良かったので期待。内容は超仲の悪い双子の皇子、高仁様・晴ちゃん。最後はどちらを?という話。発想自体はとても良いと思う。絵も相変わらず可愛らしい。ただ以前ほど話が練られていなかったのでどうしたのかな?と思った所、この読メのコメントで打ち切り作品だと知った。漫画業界、厳しいなぁ。きわどい少女漫画が多い中で、ほのぼの作品を描かれるので、藤原よしこ氏と並び、好きな作家さんだ。
読了日:11月23日 著者:桃森 ミヨシ
蟲師(10) (アフタヌーンKC)蟲師(10) (アフタヌーンKC)感想
1〜10巻読了。ヒトと蟲とを繋ぐ蟲師の物語。。。数年前にアニメ鑑賞した時、とても雰囲気ある、映像の美しいアニメだと思った。今回は漫画を通読。静かな山や村を巡り歩く蟲師ギンコ。蟲を寄せる体質のギンコはひとつ場所には住めない。時々物語になっている生い立ちに涙しながら、行く先々で蟲に憑かれた人達を助けていく姿に感動。この巻は最終巻。どの物語も人間・蟲・自然はつながっているという胸をうつ話ばかり。最終話、人間のヌシの話「鈴の雫」が印象に残る。
読了日:11月23日 著者:漆原 友紀
夢の雫、黄金の鳥籠 2 (フラワーコミックスα)夢の雫、黄金の鳥籠 2 (フラワーコミックスα)感想
1〜2巻読了。ロシア・ルテニアの村に住むアレクサンドラ。掠奪に遇い奴隷にされ、オスマン帝国イスタンブールへ。帝国皇帝スレイマンの側近イブラヒムに拾われ、ヒュッレムと名前を改めハーレムへ。。。私が大好きな篠原先生の歴史ドラマ。今回は実在した人物ロクセラーナの物語らしい。ハーレムという大奥で、どういう風にヒュッレムが頭角を表していくのか、第一夫人ギュルバハルとの対決、イブラヒムとの関係など、どう描いていかれるのかとっても楽しみだ。
読了日:11月18日 著者:篠原 千絵
黒執事 2 (2) (Gファンタジーコミックス)黒執事 2 (2) (Gファンタジーコミックス)感想
1〜2巻読了。「あくまで執事」セバスチャンの話。1巻は彼のスーパーマンぶり。忍者とも・・2巻は切り裂きジャック事件。。。ストーリーはありきたり。死なないから何をしてもOKな所が、読んでいてもスリル感がない。が、絵が抜群に綺麗で、細かく書き込んであるとこはすごい。
読了日:11月18日 著者:枢 やな
昭和元禄落語心中(3) (KCx(ITAN))昭和元禄落語心中(3) (KCx(ITAN))感想
1〜3巻読了。与太郎放浪篇〜八雲と助六篇。3巻は有楽亭八雲が弟子の与太郎に語って聞かせる、亡き友・助六との約束の噺。。。私が最初落語に出会ったのは「座布団持ってこい〜」という番組。そして数十年前に読んだ「寄席芸人伝」。最近は図書館で借りるCD。いつも笑って過ごしたいから聞いているが、一口に「笑い」って言っても奥が深い。与太郎噺家になるきっかけになった「死神」。ちょうど手元にあり聞いたがこれも・・。なるほど与太郎の気持ちがわかる。私は人情話が好きだが艶話も今度聞こうと思った。今後も楽しみ。
読了日:11月18日 著者:雲田 はるこ
真田太平記(十二)雲の峰 (新潮文庫)真田太平記(十二)雲の峰 (新潮文庫)感想
関ヶ原の恨みを忘れない徳川秀忠。隠密・馬場彦四郎を使い、真田藩を潰そうと企む。それに気付いたお江。小川治郎上右衛門の活躍。佐助を看取った農夫が遺品を届ける。。。。やった!ついに最終巻!この巻は信之、右近、お江、治郎上右衛門たち、夏の陣後の様子が描かれる。真田幸村は父・昌幸の関ヶ原の無念をはらし、信之は真田藩存続のため、生涯を費やした。彼らの生涯の変わり目は結婚だったのだなぁ。滝川三九郎もよい。この時代で彼のような生き方、面白いなぁ。読後感のよい終わりにしてくださった池波氏に感謝です!
読了日:11月14日 著者:池波 正太郎
真田太平記(十一)大坂夏の陣 (新潮文庫)真田太平記(十一)大坂夏の陣 (新潮文庫)感想
和議休戦後、大阪城外濠は埋め立てられ、真田丸も破却。ついに夏の陣。後藤・真田・毛利が息を合わせて戦えば、どうなったか?。打ち合わせ通りにいかず無念な幸村。が、赤色の魔人一隊は、家康本陣を襲う。幸村は三九郎とも闘うが。。。年寄りの家康が出陣しているのに、最後まで隠れた秀頼が情けない(大助無念)。他の将たちに戦略を理解されない幸村。最後の真田隊の戦いぶりは素晴らしく、まさに歴史に残る戦だった。そして佐平次と幸村の死に涙。2人の出会いを思い出す。後、信之・お江たちはどうなる?次、最終巻。ここまできた〜!
読了日:11月12日 著者:池波 正太郎
真田太平記(十)大坂入城 (新潮文庫)真田太平記(十)大坂入城 (新潮文庫)感想
幸村、九度山脱出し大阪城へ。外堀の外に真田丸と名付けた砦を設け、徳川軍を打ちすえる。。。幸村頑張れ〜!休戦なんてしたら、家康のいいようにされてしまう〜なんて思いながら、情けない淀君・大野たちによりやっぱり休戦に。非常にまずい事態。お江が淀君・大野たち3人の暗殺を謀ったとき、OK出したらよかったのに・・と思う私は、やはり浅はかなんだろうな。それにしても幸村、基次かっこいい!お江をしつこく狙った猫田、ついに死す。しつこい奴だった・・
読了日:11月10日 著者:池波 正太郎
真田太平記(九)二条城 (新潮文庫)真田太平記(九)二条城 (新潮文庫)感想
清正の働きで秀頼・家康の対面実現。が、清正・浅野幸長は毒殺される。家康暗殺を謀る弥五兵衛。幸村の命でそれを阻止しようとするお江。昌幸、九度山で無念な病死。角兵衛、謎の行動。大阪方で「鐘銘の文言」事件。。。次々、家康が謀略を進める。ずっと我慢を重ねてきたからこそこんな「狸」に。誰も敵わない。頼りの清正達も暗殺されてしまうし・・・秀頼、籠ってばかりいずどうにかせいと言いたい所。せめて、昌幸や信幸のような参謀が傍にいたら違ったろうに(いても暗殺されてるだろうな)。どんどん豊臣方追い詰められていく。
読了日:11月6日 著者:池波 正太郎
真田太平記 (八) 紀州九度山(新潮文庫)真田太平記 (八) 紀州九度山(新潮文庫)感想
本田忠勝の説得で切腹を免れた真田親子は、紀州九度山へ流される。真田の草の者たちは。。。加藤清正の事が詳しく書かれていた。関ヶ原の戦いでは、家康の謀略にはまり東軍に味方した単純な武将のイメージだったが。多彩な才能を持った素晴らしい武将なのだな。熊本城、実際に見たいものだ。戦い後の草の者たちの京都の忍び小屋の隣が、偶然甲賀忍びの小屋だという下りが、スリルがあった。お江を狙う猫田与助、なんてしつこい奴だ。「家康に過ぎたるもの」本田忠勝が亡くなった!そして昌幸が!次どうなる?
読了日:11月1日 著者:池波 正太郎

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