2012年5月の読書メーター

5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1723ページ
ナイス数:106ナイス

Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
「Yの悲劇」が気になってたが、数冊のガイドに絶対「X」から読めと書いてある。「X」は図書館ではいつも貸出中。やっと借りれた。最初は、ロングストリートが電車内で、奇妙な道具で殺されるとこで始まる。電車という密室の中で起こった事件。元俳優で探偵のレーンが謎解きに挑む。何を書いてもウムムだ。中盤からはイッキ読み。レーンの謎解きになるほど〜と感心する。レーンの扮装シーンも楽しかった。ちょっとも見落としできないので、集中力いった。本格推理小説って面白いな。名作。
読了日:05月23日 著者:エラリー・クイーン
ダ・ヴィンチ 2012年 03月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2012年 03月号 [雑誌]
次にくる漫画ランキング①「鬼灯の冷徹」江口②「銀の匙SilverSpoon」荒川③「となりの関くん」森繁④「グラゼニ」アダチ⑤「ドリフターズ」平野⑥「ましろのおと」羅川⑦「信長協奏曲」石井⑧「昭和元禄落語心中」雲田⑨「アゲイン!!」久保⑩「あさひなぐ」こざき⑪「GANGSTA」コースケ⑫「姉の結婚」西⑬「さんすくみ」絹田⑭「アオハライド」咲坂⑮「軍靴のバルツァー」中島⑯「はたらけ、ケンタウロスえすとえむ⑰「ヒナまつり」大武⑱「マギ」大高⑲「ヒロイン失格」幸田⑳「男子高校生の日常」山内、「ぴんとこな」嶋木
読了日:05月16日 著者:
BRUTUS (ブルータス) 2012年 4/15号 [雑誌]BRUTUS (ブルータス) 2012年 4/15号 [雑誌]
原画展、大友克洋氏作品紹介や、井上雄彦氏の対談。新作アニメ「火要鎮」(ひのようじん)のことなど。。昔読んだ「AKIRA」「童夢」再読したくなった。映画も見たなぁ。金田バイク、作った人いるんだ。(P72)かっこいい!徹夜で描き続けた「カケアミ」シーン(P77)今でも覚えてる。そんなエピソードがあったのだな。
読了日:05月16日 著者:
スワン・ソング〈下〉 (福武文庫)スワン・ソング〈下〉 (福武文庫)
この作品は、キング「スタンド」のオマージュ作品らしい。マキャモン作品の方が読み易いらしいが、時間かかった。印象的なシーンは「ヨブの仮面」が剥がれる時。主要な登場人物達は、核戦争後、顔を固い皮膚で覆われる病気にかかる(作中では「ヨブの仮面」と記してある)。その仮面は、時期がくると剥がれる。良い事をし続けた人は美しい顔になり、悪い事(殺人とか人肉を食べるとか)をした人は醜くなる。そのあたりのマキャモン氏の文章表現が実に面白かった。また深紅の目の男の変身ぶりすごい。映画(あれば)観たい。印象的な作品。
読了日:05月13日 著者:ロバート・R. マキャモン
舟を編む舟を編む
2012年本屋大賞。荒木と馬締の最初の出会いに噴き出した。荒木「まじめ君、きみの力を「大渡海」に注いでほしい」馬締「あ〜あぁ〜!」「はってっし〜な〜い!」(古っ!)この後、どんな展開になるのかと思ったが、3つの恋愛話をおりまぜた辞書編纂の物語だった。登場人物がみんなよい。特に辞書編纂に一生をかける松本先生かっこよかった。子供の頃から使っている辞書。こんな風に作られていたのだな。「舟を編む」センスある題だな。読後、手近にある辞書をつい開いて「ぬめり」を確かめてみた。「女」もひいてみた。なるほどね。図書館の本
読了日:05月06日 著者:三浦 しをん
蜩ノ記蜩ノ記
2011年直木賞。このひとつ前に読んでた作品が世紀末モノの上巻で、頭の中がパニックだらけで切り替えができず、読み初めはなんて静かすぎると持て余した。が、状況や背景がわかってくるにつれ、庄三郎の気持ちに感情移入し、どうにか秋谷の切腹をやめさせられないものか、庄三郎頑張れ!と、応援。が。。秋谷の、武士としての潔さに感服。随所にある「親」「家族」「上に立つ者」などの道理に納得。時代物面白いな。今度他の方のコメントにある巨匠、藤沢・山本・浅田作品など読んでみようかなと思った。
読了日:05月03日 著者:葉室 麟

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