2011年7月の読書メーターまとめ

海月姫(4) (講談社コミックキス)海月姫(4) (講談社コミックキス)この作品の発想の奇抜さにはいつも仰天し爆笑する。 海月を想定した洋服作りの時、蔵之介が布の上に転がって布を裁断してと言ったとき、その発想にはびっくりした。千絵子さんの技術もすばらしい。また蔵之助の恋はどう発展するのか?次巻に期待。あとがき「クリスマス」には笑わせてもらった。笑ってばかりもいられない気もするが、、読了日:07月28日 著者:東村 アキコ
検屍官 (講談社文庫)検屍官 (講談社文庫)女性検屍官の物語。外国作品は読みにくいイメージがあるが、この作品は文章が読みやすかった。翻訳家の力量だろう。残酷な連続殺人が続くが、表現を押えている。検屍官という職業が興味深いし、ヒロインが魅力的なので、サクサク進んだ。ラストはちょっと意外だった。読了日:07月27日 著者:パトリシア・コーンウェル
キミノ名ヲ。 4キミノ名ヲ。 4鎌倉から室町幕府の歴史は、学生時代習ったが、覚えていなかった。後醍醐天皇の政治などを見なおすチャンスになった。ヒロインの弟・大和のやり方は残酷だが、歴史は決まっているのでこう描くしか仕方なかったのだろうな。どういう風にラストに持っていくか気になる。悲惨な終わり方でなければよいが、、まあ無理かな。読了日:07月23日 著者:梅谷 百
老いの才覚 (ベスト新書)老いの才覚 (ベスト新書)老人ではないが、人気があるので読んでみた。老いる7つの力(自立、仕事、家族、お金、孤独、老い・病気・死、宗教)を語った内容。曽野氏自身のご病気の話は、よくぞ乗り越えられたなあと思った。人気のある作家さんならではの言葉と思える個所が所々あった。普段から7つの力を蓄えていきたいものだ。読了日:07月22日 著者:曽野 綾子
キミノ名ヲ。〈3〉キミノ名ヲ。〈3〉タイムスリップものでは必ずある「歴史を変えないように」と理由づけて行動する大和。子供だなあ。千鶴子も歴史を詳しく知らない分だけ呑気。自分の恋愛に一生懸命の様子。大和と真白がちょっと気の毒になる。相変わらずテンポが遅い。読了日:07月19日 著者:梅谷 百
キミノ名ヲ。〈2〉キミノ名ヲ。〈2〉楠正成陣・千鶴子、戦いで活躍。大和・真白・正成側近がクローズアップされる。 ジュニア目線の説明は解りやすい。進展テンポが遅い。千鶴子・大和の気持ちの同じ内容の文章が多い、ケータイ小説だからかな。大和、早く大人になってほしい。次巻に期待。読了日:07月17日 著者:梅谷 百
キミノ名ヲ。〈1〉キミノ名ヲ。〈1〉娘が絶賛しているケータイ小説。「魔法のiらんど」の 09最優秀賞。ヒロインが、鎌倉時代にタイムトリップし、帝の皇子と恋におちる。「色」をからめて、章を進めているところは綺麗。少々テンポの遅いところはあるのはまだ1巻のせいだろう。2巻目に期待。読了日:07月14日 著者:梅谷 百
関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)関ヶ原〈上〉 (新潮文庫)石田の頑固さ、家康の謀略に辟易した。島や本田の両参謀のかけひき、二人を囲む武将たちの行動、大名たちの東西の選択の過程は面白い。正義とはいったい何なのか。読了日:07月07日 著者:司馬 遼太郎
決定版 図説 戦国女性と暮らし (歴史群像シリーズ特別編集)決定版 図説 戦国女性と暮らし (歴史群像シリーズ特別編集) 大河ドラマ「江」を鑑賞しているので、そのころのライフスタイルの説明かと思い、手にとってみた。私にとってこの本の一番の魅力は二つあった。一つ目は「織田VS今川・桶狭間の戦い徳川家光幕藩体制成立」までの流れと、なぜそうなって何の戦いになったか、そのとき誰がどうしたか簡略に説明している所。二つ目は、姫たち(濃姫お市・おね・淀殿・初・江・千姫・春日の局たち)の出生・関係図と、生涯を物語にしてる所だ。この時代の小説が読みたくなる。読了日:07月02日 著者:
とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)人気があるので、とりあえず1巻読んだ。登場人物少ないし、読みやすい文章でサクサク読める。科学・魔術の設定うまいし、説明は理解し易い。22巻でまだ続いているのか、長編だ。今後どう展開していくのかな。とりあえず1巻は人物紹介・世界設定編のようだ。上条当麻・インデックスはピュアの一言。ステイル=マグヌスと神裂火織・魔術師は戦いとなると怖いが、なかなか人情家だ。読了日:07月01日 著者:鎌池 和馬